粉薬

就職状況はどうなのだろう?

登録販売者という資格が登場し、薬剤師にとって将来就職先が少なくなるのでは?と懸念されていたのですが、
実際には薬剤師資格者の92%が就職しているという数字です。

新卒だけではなく、既卒であっても需要が高い状態という事なので、まずは安心といっていいでしょう。

例えば新卒で就活を行っていた方も、「薬剤師専門人材紹介会社」に登録しておいたことで、案件紹介が複数あり、
就職先に困るという事はなかったという事です。

またパート、アルバイトとして雇用をさがしていた薬剤師の方は、薬局経営者からたくさんのオファーを受けたという事なので、
短期雇用や短時間雇用に関しても心配する事はなさそうです。

雇用条件はどうか

薬剤師の雇用条件ですが、なかなかいい状況といえます。
需要が高いという事もあり、交通費の支給もしっかりありますし、時給も地域によって5000円という所もあります。

特に交通アクセスがよくないところでは、薬剤師が慢性的に不足している状態という事で、遠方からの応募でも、
雇用する際には引っ越し費用も雇用主が出すなど好条件です。

住宅の費用に関しても雇用主が負担するという例もあり、他の業種と比較するとかなり恵まれた条件で雇用される可能性があるという事もわかります。

年収に関しては少なくとも500万円以上です。
平均で男性が560万円前後、女性も520万円前後、製薬会社のMRなどになると成果主義で800万円という年収の方もいますし、
ドラッグストア店長で年収700万円位になる方も存在しているので、雇用先をしっかり見極める事とどのように働くかによって年収もかなり良くなることがわかります。

薬剤師の男女比・年齢は?

薬剤師の男女比ですが、圧倒的に女性が多い職場です。
3:7といわれています。
女性薬剤師で主導される日本女性薬剤師会は、イベントや勉強会なども行い積極的な活動をしていることで有名ですし、やはり女性主導の職場といえます。

年齢層はどうなのかというと、実は若い世代が減少傾向で29歳以下の若手世代は20%に満たない数字です。
50歳以上の年配の方々の雇用も多いという所を見ると、長く働くことができる職場と位置付けることもできます。
これから高齢化がますます進む中、薬剤師の質を高めていく必要も出てくると思いますので、若い世代の活躍が期待されているのです。

薬局の雇用が増えている

薬剤師の雇用では、薬局が増加し、病院が減少しているという事がわかります。
就職・転職サイトを見ても調剤薬局がとても多いことがわかります。

高齢化が進み薬局はこの先、さらに雇用が多くなっていくと考えられているのです。
処方以外、お薬についての深い知識を患者さんの説明に活かしたり、健康に活かせる情報を提供する等、薬剤師の役割はこの先多岐にわたっていくでしょう。