面接

転職就職に役立てる

現在、転職でも就職でも、インターネットで展開されている就職転職情報サイトに登録するという事は多くの方が行っていることです。
そういったサイトをみてみるとよく見かけるのが「非公開求人」という言葉です。

公開求人と非公開求人、なぜ分かれているのか、またどういう意味があるのか、不思議に思う方も少なくありません。
この違いや、メリット・デメリットを理解すると、転職就職に役立てることができるでしょう。

公開求人、非公開求人、何が違うの?

薬剤師など医療分野専門の転職就職情報サイトでも、公開求人と非公開求人がある事がわかります。
公開求人というのは、一般的にどの求人サイトにもある求人情報で、「求人サイトに登録しなくても閲覧できる」求人情報です。

非公開求人情報は、求人サイトに登録する事で会員となってみることができる情報です。

概要については見ることが出来ても、詳細などを知る事が出来ない情報で、
例えば薬剤メーカーと書かれていても社名や住所などの閲覧が出来なくなっています。

薬剤師がこうした非公開情報を利用したい場合、一般的にキャリアコンサルタントなどがサポートし、求人情報を公開することになっています。

なぜ非公開求人という情報が必要なのか

薬剤師や医療分野の求人に多くみられるのがこの日公開求人という枠です。
特に薬剤師の転職就職専門サイトでは、約8割が非公開求人となっています。

なぜ、非公開にすることが必要なのか、
それにはその業者にとって薬剤師の業務が重要なポジションとなる事が多いからです。

例えば製薬メーカー等で新規事業を行うという時、薬剤師をメンバーとして募集したいとか、
クリニックと調剤薬局が同時に開業するという時、なるべくライバル施設に知られることなく秘密裏に事を勧めたいという事もあります。

新規事業を行うに当たり、薬剤師の募集は必須となりますが、
なるべくライバル施設に判明しないように募集をかけたいと考えることから、非公開求人となる事が多いのです。

採用活動を円滑にするためという理由

非公開求人が薬剤師の求人に多いという理由には、採用活動を円滑に行いたいという事もあります。
薬剤師という職業の場合、雇用主が求める条件が多いという事もあります。

採用情報を公開したら一気に応募が寄せられた、でも応募条件を満たしていない人も多く、
雇用サイドとしては振り分けが非常に面倒です。

非公開求人にするとほとんどの求人サイトでコンサルタント経由の募集となります。
応募する際、コンサルタントが就くため、雇用主からの細かな条件を薬剤師にしっかり伝える事が出来るため、
ミスマッチが少なくなるのです。

また急ぎで募集したいという場合でも管理薬剤師などの場合、条件を満たす人が少ないため、
コンサルタントが利用できる非公開求人の方が効率よく雇用を考えることができるのです。

薬剤師として公開求人・非公開求人を利用するメリット・デメリット

これから就職、転職を考える薬剤師が公開求人・非公開求人を利用する際のメリット・デメリットを考えてみましょう。
公開求人の場合、一番のメリットは登録することなくサイトを利用できるという事でしょう。

企業情報など応募先の情報が登録なしでそのまま見ることができるのでスピーディです。

ただ公開求人の場合、勤務条件等を雇用主としっかり話し合って決定したいという薬剤師には不向きです。
非公開求人のようにコンサルタントが就くことがないので、
お互いに誤解をしたまま雇用されてしまう事もあり雇用条件と違うという事でトラブルになる事も少なくありません。

非公開求人は登録しなければ閲覧できない応募先の詳細情報をじっくり閲覧できるというメリットがあります。
非公開求人の方がよりレベル、質の高い就職先、業務となる事が多く、年収も高くなる可能性があります。

またコンサルタントが相手企業と条件についての交渉など行ってくれますし、相談にも乗ってくれるので円滑な就職、転職活動が可能です。
一度コンサルタントを利用する事で、次に希望条件に合った案件が出てきたとき、紹介してくれるというメリットもあります。

デメリットとしては登録に手間がかかる、コンサルタントと密に話をする必要がある、という点です。
また人対人になりますので、あわないコンサルタントに当ると話が進みにくいというデメリットも挙げられています。

興味のある方は一度相談だけでもしてみるのもいいかもしれません。
薬剤師・研究職などの転職サイト