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薬剤師の給料は高給?

医療関係で国家資格となる薬剤師は、違う職業の方から見ると高給だろうというイメージがあります。

薬剤師の資格を保有している方自信も、薬剤師として雇用されることを考える時、
主軸となるのが給与水準という答えが出ていますので、やはり薬剤師にとって年収、給与相場は大切な要素といえるでしょう。

では実際、薬剤師として働く方々は、どのくらいの給与をもらっているのか、世代、職種、地域などでみてみます。

男女、職種、年齢、そして地域で比較してみる

薬剤師の平均年収は、平成25年度賃金構造基本統計調査(厚生労働省提供)によると、533万円となっています。
女性よりも男性の方が高く、男性は562万円、女性は520万円、約40万の差です。

これを時給換算してみると、平均相場は2,130円です。
一般的な職業からするとやはり高給という事がわかります。

薬剤師の働く場所はさまざまで主に調剤薬局、病院、ドラッグストアなどがありますが、
病院では25歳で320万、50歳になると平均530万です。

調剤薬局は25歳で380万、50歳で510万です。
ドラッグストアは25歳で400万、50歳で580万が受け取れます。

ドラッグストアは施設によって給与にも違いがありますが、店長クラスとなると700万円越えという方もいらっしゃるのです。
薬剤師はMR、CRCなどとして働く道もありますが、このうち営業職となり成果報酬型が多いMRになると、年収800万円を超える人も出てきます。

地域を見てみると、薬剤師の場合、人材確保が難しい地方、田舎に行くほど給与が高くなります。
20代から50代の転職時平均年収のアンケートを取ったあるデータを見ると、1位となった大分県は677万円、2位の山形県は654万円です。

上位を見ると、このほか鳥取、青森、富山……と続くのでやはり地方ほど高給になる事がわかります。

ちなみに東京は507万円です。
1位の大分県と比較すると170万という違いがある事がわかります。

企業規模での違いはどうなのか

薬剤師については他の職業と比較して違いがあり、大企業ほど平均年収が低くなるという傾向があるのです。
通常他の業種では、1000人以上の従業員を保有する大企業の方が年収も高くなっています。

しかし薬剤師の場合、1000人以上の企業の平均年収が545万円、10人から99人という企業では平均年収588万円です。
小さい企業の方が年収平均を上回っているのです。

但し年齢を見ると大企業は平均34.5歳ですが、小さい企業は45歳くらいという事なので、
福利厚生や環境などをよく考慮して、その上で年収等を考え雇用先をチョイスするということが大切になります。