面接官

転職の時期

転職にもタイミングというものがあります。
今勤務している職場の責任を果たさず勝手に退職するわけにいきませんし、かといって自分がその職場に振り回されることも必要ありません。

退職する意向をしっかり伝えて、自分の中でもタイミングよく転職することが必要です。
薬剤師という資格を保有し働くうえで、一番いいタイミングはいつごろなのか、転職する前にタイミングについてしっかり理解しておきましょう。

薬剤師という資格保有者の転職タイミング

薬剤師は国家資格保持者です。

資格を有して働きますが、職場で色々な経験を積みそれが実績となっていきます。
転職先が一番嫌がるのが多数の転職履歴がある人ですから、長く務めることを前提に転職先を探す事も必要です。

薬剤師は一般的にどの程度一つの職場で勤続しているかというと、だいたい3年くらいです。
3年くらい職場で経験を積み、転職という事を考える人が多いといえます。
薬剤師は他の職業と比較すると、比較的短い期間に転職を考えることができる職種です。

看護師などもそうですが、薬剤師も需要が高い職業です。
「常に転職先がある」という事も理由となって転職するスパンが短いと考えられます。

何月くらいに転職するのがベスト?

次に何月くらいに転職を考えるのがベストなのかという点ですが、退職者が増加する時期を考えるといいでしょう。
例えば、通常の退職は一般的に3月です。

また年度末が9月という企業もありますので、9月も退職者が多くなります。
それ以前の、8月と2月くらいから退職者に対応する募集が出始めるので、そのあたりから転職先を探していくといいでしょう。

また7月、12月のボーナスの後、退職するという方もいますので、そのあたりも狙い目です。
年明けには心機一転新しい職場で……と考えて12月ボーナスをもらってから退職される方も多いので、年末はねらい目といえます。

タイミングは現職場のタイミングも重要

自分の都合だけを押し切るわけにいきません。
社会人として働いてきた職場ですから、周りの方、またその職場に迷惑をかけないように、話あって転職のタイミングを計る事も必要です。

薬剤師の仕事でも、勤続年数が長くある程度責任ある地位にいるという方は、引継ぎなども時間がかかる事も多いです。
人数が少なくて自分が転職で抜けることによって、次の方が決まらないうちに転職してしまうと、
かなり仕事が厳しくなってしまうという事もあります。

お世話になった職場の方々が困る事がないよう、配慮して転職することも大切な事なのです。